もう、全話・全エピソード暗記しちゃうほど大好きで、何度も何度も観ているアニメ『赤毛のアン』。
17日から渋谷のシネマアンジェリカで、映画『赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道』が公開されるそうです。
これは30年前のテレビシリーズを高畑勲監督が再編集したものらしく、特に新たなエピソードが加わったわけでもなさそうですが……。
当然、オラは行きます。
『赤毛のアン』、大好きなので。
失礼ながら、宮崎駿監督作品にはあまり興味のないオラ(特に近年はまるで。。。。。。)。
しかし、高畑監督作品には「言葉にはならない細かな心理描写」があって、胸が締めつけられるような「リアル」があって、、、、、尊敬すべき映画作家だと思っております。
世間的に、「高畑勲<宮崎駿」という評価が下されていることについては、「やむを得ない」とは思いつつも「納得できない」というところもありまして。。。。。。
とにかく17日、なんとか時間を作って『赤毛のアン』を観に行こうと思っております。
涌谷町での上映会の際、いろいろな人から聞かれた言葉があります。
「『春との旅』は意識しますか?」
『春との旅』
小林政広監督・脚本作品であるこの映画は、監督が気仙沼在住ということもあり、撮影時、宮城ロケの模様が大々的に報じられました。
『つるしびな』も同時期にロケを行っていたため、なんとなく比較されることはありましたが、
「比べられても困っちゃう」
というのが僕の気持ちでした。
小林監督とは面識はありませんが、素晴らしい作品を作る人です。新人監督の僕とは比べるべくもなく輝かしい実績がありますし、新聞が『つるしびな』よりも『春との旅』を大きく取り上げるのは当然のことでしょう。
『つるしびな』の涌谷町上映会が、『春との旅』の上映時期に重なってしまったため、またも比べられることになってしまったのですが、この時点では
「おこがましい気はしますが、比べてもらえるだけで光栄」
というのが、僕の正直な気持ちでした。
そして昨日ようやく、『春との旅』を観に行くことができました。
率直に、素晴らしい作品だと思いました。映画を見終わった後、すごく優しい気持ちになれました。
太いテーマがあって、絵があって、音がある。。。。。。。さすが小林監督です。
見終わった後、なんとなくこの作品と『つるしびな』とを比べたがる人の気持ちが、少しわかった気がしました。
僭越ながら(本当に生意気な話ですが、、、、)、僕と小林監督は、映画に対する取り組み方が似ているのかもしれないと思いました。
いつか小林監督とお話ししてみたいですね。
生意気ついでに、『つるしびな』は、『春との旅』に負けず劣らずの映画だということを強調しておきます(笑)。
作品も僕も、まだまだ「旅の途中」ではありますが。。。。。。。。